近々、また上棟式があります。
そこで上棟の御幣を造っていたのですが、御幣セットの
箱の中にこんな紙が入ってます。
「上棟祭祝詞」
この仕事をしている人なら見たことがある人は多いと
思います。
私は上棟の時に何度か読ませてもらいました。
大変読みにくいです。
慣れない漢字に句読点がほとんどなく、どこで区切るのかが
わかりませんでした。
練習しても、詰まりながら、とちりながらでした。
本来は神主さんが読み上げるものかもしれません。
しかし読んでみると現代の人にもよくわかる文言が書かれています。
例えば
「朝な夕なに、労き営む大工(小匠)等」
「打つ墨縄の違うことなく、鑿の過つことなく」
朝から晩まで働く大工さんたちが墨付けを間違うことなく
「取り挙げたる棟木、桁、梁の狂い無く、動き鳴る事無く」
構造材を緩みなくしっかりと組んで
「家を千代、万代までも守り幸はえ、給え」
千年も万年も守ってください。
結構具体的なことが書かれているんですね。