
古民家のリフォームです。
あらかた解体が終わったところですが、ざっと見渡しても
工場やメーカーがなければつくれないものと言えばガラスと
材木の製材くらいでしょうか。
ほとんどすべてが現場で職人さんが造っています。
基礎と言っても今のようなコンクリートの基礎はなく石が
伏せてあるだけです。
この時代なら棟上げもおそらく人力でしょうから重機が入る
こともなかったでしょう。
それにしても古民家というとどこも大きな家ばかりです。
どれだけ部屋(和室)があるのかと思うくらいです。
今では考えられないです。
何かの折に必要と思われるだけ造ってあるようです。
冠婚葬祭も家で行うことが多かったのでこれくらいの部屋が
必要だったのでしょう。
私も子供のころ親戚のおばさんが結婚する時、結婚式を自宅
でしていたのを思い出します。
葬式なのどももちろん自宅で行なってました。
そんな時は必要だったんですね。
なのであまり使わない部屋(和室)が一番いいところに造られ
てました。
これからはそんな必要はないでしょうから、家族が一番いい
ところでできるだけ楽に過ごせるように改修するのが仕事です。
