リビング階段です。
採用例が多いと思います。
当社もリビングに階段を造ることが多いです。
1階と2階のつながりを持たせるため
子供さんが帰ってきてもリビングを通ることになるので
ふれあう機会が多くなる
壁の少ない広々とした空間が造れる
といったメリットがあります。
当時は「広がりの間取り」と言ってました。
しかしリビングに階段を設けることに疑問を持つ人もいました。
1階と2階がつながってしまうので冷暖房が効きにくい
近くに台所があると臭いが2階まで上がる
といった理由です。
臭いは別として冷暖房に関してはそのためにエアパスという
パッシブソーラーハウスを採用していました。
それでもやはり空間が大きくなれば冷暖房が効きにくくなるのは
確かです。
リビング階段を採用して後悔したという記事も見たことがあります。
やはり臭いや冷暖房が原因です。
造り方によってはロールカーテンで対処できることもあります。
しかし昨今の家はほぼ高気密・高断熱になってきています。
少々空間が大きくなっても数年前の家よりは空調も効きやすく
なってきていることでしょう。
家づくりも10年もたてば変わります。
大きな開口部と広々とした空間がいいとされた時代から断熱性重視の
ため開口部も小さく、開放的な空間は流行らなくなっているかもしれ
ません。
何より2階建の家が少なくなりました。
階段や吹抜けはありません。
4~5人家族から夫婦二人だけ、ときには単身と家族構成が変われば
間取りも大きく変わります。