昨日は新築の家の土台伏せでした。

土台というのは柱の根元を固定するための部材で家の構造の

一番下、本当の意味での土台となる部分です。

土台にはシロアリや湿気に強い桧がよく使われます。

栗やヒバも使われることがありますが栗はかなり高価です。

古い蔵などには使われていることがあります。

当社では防腐のために柿渋を塗布しています。

 

 

 

 

 

 

当社では大工さんに手刻みしてもらっています。

構造材を加工するときに使う看板板と言われる図面です。

横方向の部材には一、二、三、四・・・の番号、縦方向の部材

には い、ろ、は、に、というひらがなが振られています。

家はどの部屋も水平でなければなりません。

それには基礎の精度が要求されます。

基礎が傾いていると家も傾きます。

次に家の部屋は基本的に方形なので直角が要求されます。

土台を伏せる前に基礎に直角の墨(墨ツボで黒い線)を打ちます。

直角三角形の要領です。

その墨を基準に土台を並べていきます。

 

 

 

 

 

 

土台伏せが終わったところです。

土台の交点は腰掛けあり継ぎという仕口です。

土台を固定するアンカーボルトも今では土台と高さが

揃うようになっています。