リビングダイニングをリフォームしています。

壁の断熱材、グラスウールが納まったところです。

グラスウールは室内側の防湿層がつながるように施工

する必要があります。

壁の中に湿気が回らないようにすため、いわゆる壁体

内結露を防ぐためです。

地域や断熱材の種類によっては室内側に防湿シートを

貼ることもあります。

グラスウールという断熱材は断熱材の中でも一番多く

使われています。

なにより安いですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

高気密高断熱の家が普及してきましたが、ポリスチレン系

の断熱材と比べると数十万単位で材料費が節約できます。

一方、防湿に対する処置は正確に行う必要があります。

壁体内結露については結露計算という計算式があります。

経験のある人ならば比較的簡単に計算することができて、

結露を起こすかどうかを判断することができます。

それによるとやはりグラスウールは結露の可能性が高くなります。

もちろん適正な施工すれば問題はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

リフォーム前、解体直後の状態です。

柱や間柱が露出しています。

施工方法を間違っているわけですが、おそらく建築当時はこれで

いいというか、正確な断熱材の施工方法が周知されていなかった

のが現実ではないかと思います。

これでは部屋の湿気が壁の中に入ってしまいます。

しかしそこは現代のような気密性の高い家と違ってほどほどの隙間

があったから結露を起こさずに済んでいます。

外壁がバラ板にモルタルという仕上げの家は湿気は外に逃げる傾向

があったのではないでしょうか。