今日は気密検査をしました。
高断熱化するには気密性も重要になります。
隙間があればそこから熱が出入りします。
また、温度差から結露を起こすこともあります。
断熱と気密は両方が揃っていることが必要にあります。
今までは発泡プラスチック系の断熱材を使っていたので
グラスウール系の気密測定は初めてです。
いかに機密シートを正確に施工するかにかかっています。
繊維系の断熱材の場合のC値(相当隙間面積)は一般的に
0.5~1.0平方センチ/㎡くらいと言われます。
100㎡、約30坪の家で50~100平方センチのすき間がある
という状態です。
今回の測定では0.52でした。
まずまずといったところでしょうか。
もっと少ない数値を出すところもあるようですが、そこを
追求するつもりはありません。
完成すれば、電線や換気扇、エアコンなどで気密層は貫通
されるのでこの数値を維持することはできません。
当社は構造材に天然乾燥材を使っています。
柱には当然背割りがあります。
下屋があるとここからでも空気は侵入します。
また玄関が引戸でも侵入します。
そして引違の窓もやはり隙間が大きいです。
気密だけを追求すれば窓もFIX,縦辷り、辷り出しと
いったサッシが有利ですし、玄関もドアが有利です。
断熱のためには必要な性能ですが、そこまで追求する必要
があるのかなというのが正直なところです。
実際測定中は少し息苦しい感じがします。
家はもっと外とのつながりを持った生活空間でいいのでは
ないでしょうか。
性能よりも気持ちのいい空間であってほしいです。