最近、比較的新しい分譲地で仕事をさせてもらい
ました。
20棟くらいの分譲地です。
新しいからか、初めて伺ったとき、ナビどおりでは
目的地に着くことができず迂回してたどり着きました。
どの家もすべて外壁はサイディングです。
片流れの屋根もあれば切妻もあったのですが、数軒は
写真のように軒がありません。
これが流行りのデザインなんでしょうか。
外壁もサイディングのように防水性に優れた材料が開発
され、直接雨が掛かってもおそらく問題ないのでしょう。
このように対候性のある外壁材、部材が開発されると家
の様相も変わってきます。
当社は化粧サイディングはあまり使いません。
吹付や板貼り、左官仕上げといった外壁が多いです。
そして外壁には少しでも雨がかりが少なくなるように
軒を大きく出します。
だいたい90㎝くらい出すのが標準です。
日本の家というのは気候に合わせて軒を大きくすること
が必要とされてきました。
軒の出が大きいと雨がかりだけではなく日射を遮る効果
もあります。
その日射も高断熱化により屋根で遮る必要性も少なくなっ
てきているのでしょうか。
建材や技術の進歩によって住宅の外観、様相も変化し
つつあるように感じます。