古民家のリフォームが終わりました。

床は杉の板に柿渋の古代色を塗装しています。

床板を貼ってから塗装すると隅っこやさねの部分に塗装

できないので塗装してから施工したのですが、やや艶が

足りない感じがします。

施工時の埃が載ってしまったのかもしれません。

建具は新調したところもあれば再利用したものもあります。

正面のガラス戸は再利用ですが、高さが足りなので継ぎ足

しています。

縁側の雪見障子も再利用です。

新しい木や新しい建具と再利用の建具が並ぶとやや違和感

がありますが、そのうち馴染んでくるかと思います。

トイレは今風ですが、家の雰囲気に合わせています。

戸袋は新しく追加しています。

木製の雨戸が戸袋の中にあります。

施工前は手前の戸袋にすべて木製の雨戸を入れるようになって

いましたが、これだけの建具を一方向に入れるのは大変なので

分割しました。

 

外観はほとんど変えずに内装の工事をさせてもらいました。

リフォーム前は廊下や間仕切りが多く、暗い部屋が多かったの

ですが、南北に広いLDKを取ることでどの部屋もかなり明るく

なりました。

幸い開口部が多く、梁補強で対応できる範囲でしか柱がなかった

ので南北に目いっぱいLDKを造ることができました。