大工さんの工事がほぼ終わりです。

階段の手すりですが、いつも桧の木を削って造って

もらっています。

断面は8角形をしてますが、既製品の丸い手摺より

持ちやすいです。

たまたま造ったのが評判が良くてずっとこの形です。

大工さんが玄関の下駄箱を造作しています。

杉のハギ材を使ってます。

押し入れや収納の壁は杉の羽目板です。

構造材も杉と桧ですが、造作材も杉と桧ばかりです。

構造材には以前、梁にアカマツを使っていたことも

あります。

関西ではあまりないので東北から取り寄せていました。

 

同じ「家」と言っても本当にいろんな造り方がります。

構造では「木造軸組み」その中にも在来と伝統、「ツー

バイフォー」「プレハブ」、材料では杉や桧と言った日本

の木もあれば輸入材、集成材があります。

造作材も杉、ヒノキよりも新建材のほうが多いです。

仕上げとなればビニールクロスから布や紙のクロスもあれば

左官仕上げもあります。

左官仕上げといえば漆喰から珪藻土、聚楽まであります。

そこへ外壁や屋根の仕上げとなれば多種多様です。

どれを使っても同じ形の家が造れます。

しかし使う材料で価格は大きく変わります。

皆さんはどこに重きを置かれますか。

隠れてしまえばわからないところは何でもいいかもしれません。

使ってはいけないものが使われているわけではありませんから。

予算重視という人もいるでしょう。

しかし、これから先は大量生産という時代でもないと思います。

いいものを永く、というのは誰もが思うのではないでしょうか。

家も一代限りといった風潮もありますが、いいものを永くという

のであれば構造が一番大事です。

というのはほかの部分は取替(やり替え)が効くからです。