断熱材には繊維系断熱材と発泡プラスチック系断熱材
の2種類があります。
繊維系で代表的なのがよく聞くグラスウールです。
最も多く使われています。
発泡プラスチック系ではポリスチレンフォームと言われる
いわゆる発泡スチロールです。
どちらもメリットとデメリットがあります。
繊維系は価格が安く、燃えにくい、比較的扱いやすい
一方、湿気に弱い、それゆえに防湿シートによる気密性が
要求される。
断熱性が特別優れているわけではないので厚みを持たせる
必要がある。
発泡プラスチック系は吸湿しにくい、故に結露が起きにくい、
断熱性が高い、耐圧力がある、気密シートが要らない
一方、価格が高い、熱に弱い。
繊維系がたくさん使われるのは何より価格が安いからです。
当社は今までずっとポリスチレン系を使ってましたが、資材
の高騰などが原因で住宅価格がどんどん上がってきたので少
しでも価格を抑えるために今回グラスウールを採用しましたが、
まだ試行錯誤をしています。
価格や施工性のほかにもプラスチック系の断熱材のメリットと
して壁の中を通気することができます。
これは構造材にとってはいいことです。
今、現場の大工さんの意見も聞きながらよりよい断熱の施工方法
を検討しています。