古民家でも農家住宅でない家に伺うと玄関に入ってすぐ
のホールにあたるところが畳の間になっていることがあ
ります。
現代ではあまりこのような畳の間は造りません。
「取次の間」という部屋です。
今改めてみるとお洒落な感じがします。
調べてみると意外と玄関ホールを畳の間にしている家が
今も造られています。
古民家の玄関は段差が大きいです。
現代のようにポーチがないので地面から直接床に上がる
ようなものです。
これは高温多湿なため床を上げて風通しをよくしてある。
そして玄関の段差は身分の差とも言われます。
こちらの家にはありませんがその段差を解消するために
式台という一枚板を設けている家がありますが、この式台
というのはもともとは部屋のことで公式なお客様を迎える
ための入口専用の控え部屋だったそうです。