当社は吉野の杉や桧を使って家づくりをしています。
三重県熊野の木を使うこともあります。
構造材から造作材や建具まで杉と桧を使っています。
新建材も石膏ボードや耐力面材、断熱材は使わないと
家は造れませんがそれ以外は使いません。
輸入材も使っていません。
また既存の家を解体したときなどは前の家の古材も
再利用しています。
写真は前の家に使っていたケヤキの大黒柱です。
埋木をして使っています。
先月から事務所の隣で他社さんが新築工事をしています。
今ちょうど、棟上げが終わって屋根じまいから外壁の
合板の施工をしています。
ホワイトウドの集成材の柱と米松が構造材で面材は合板
ばかりです。
もちろん構造材はプレカットです。
家づくりも色々というか、現代の家づくりはこちらが主流
なんでしょうね。
日本の木や大工さんの手刻みといったことに拘った家づくりは
工務店、私の自己満足なのかもしれません。
出来上がってしまえばどんな構造材を使っていてもわかりません。
完成時は自然素材か新建材かといった違いはあってもこれは暮
らす人の自由です。
住宅価格が上昇する昨今では価格を抑えなければ購入できる人
は限られています。
そんな中で少しでも安価にということならばこのような家づくり
になるのは致し方ありません。
しかし、このような家づくりは誰でもできるのでスケールメリット
のあるところが有利です。
価格競争が大変そうです。