ある知り合いで海女さんがいるというので伊勢志摩方面

に出かけました。

そこで「海女小屋」に来られますかと誘われてお邪魔して

きました。

6畳くらいの小屋です。

屋根はスレートで棟の高さ互い違いに変えて開口しています。

その中に2畳くらいの大きさの囲炉裏があります。

5月ですが暑いくらいに火が熾されていました。

そこで漁を終えた海女さんが休んでました。

 

 

 

 

 

特別にサザエとお餅をごちそうになりました。

サザエは調味料も何もありません。

網の上で炭火で焼き、うつぶせにして置いておきます。

ちょうど口がふさがって蒸すような状態になります。

やはりその辺のお店で食べるサザエと違って大変おいしかったです。

 

こちらの海女さんは午前中に3時間くらい潜るそうで、身体が冷え切

ってしまうのでそのあとこの囲炉裏のそばで汗をかくくらい身体を

暖めないと身体が続かないそうです。

それはそうですよね。

ところでどうして海女さんは女性なのかと思い(女性だから海女さんですが)

調べてみると思った通り、

女性は男性に比べて皮下脂肪が多く、寒さに長く耐えられる。

男性は大漁を求めて船で沖へ出ていき、女性は磯で潜水漁業をするようになった

朝廷や神宮へ神饌としてアワビを奉るのは女性がしていた

といった説があるそうです。

皆さん高齢でした。

知り合いの方はまだ若いかたでした。

よく海女さんになろうと思われたものです。

海女さんになろうと思う人はいないですね。