夏というと「縁側でスイカ」が思い浮かびます。
これは私位の年代の人に限られると思いますが、私が子供のころは
エアコンも普及してませんでしたが現代ほど暑くもなかったです。
夏休みともなればみんな外で遊びまわってました。
家も風通しよく造られていて、昼間でも直射日光の当たらない縁側で
涼むことができました。
扇風機があれば十分でした。
そして夏と言えば「怪談話」でした。
「四谷怪談」や「番町皿屋敷」「牡丹灯籠」といった定番の怪談話が
ありました。
今はどうなんでしょうね。
私の息子たちが小さい頃は「学校の怪談」という映画が流行ってましたが。
先日、面白そうだなと思って取り寄せた本があります。
「妖怪学とは何か」という本です。
井上円了という人が書いた本を解説したものです。
まだ読みかけですが妖怪の仕業とされてきたものを理論的に解釈しようと
した人みたいです。
その中に「コックリさん」が出てきました。
懐かしいですね。
覚えのある方もいるのではないでしょうか。
私が中学時代でしたか、同級生がやってました。
机の上に50音を描いた紙を敷いて、コインだったかお猪口だったかを置いて
二人がそこに指を置き、こっくりさんに質問するとコインが50音の上を移動
して応えてくれるというものです。
多分どちらかの人が指を動かしてしまうんだと思います。
日本独自の「占い」?「遊び」?「降霊術」?かと思ってましたが、
欧米のテーブルターニングといわれる疑似降霊術の日本版だったみたいです。
これはこれで色々仕掛けがあったようですが。
まあ何でも関でも理論的に解釈できてしまうと面白くなくなりますが、
中にはどうしても理論的、科学的に解釈できないものもあるんでしょうね。
その方が夢があっていいかもしれません。