新築の家の現場です。

現代の新築と言えば耐震等級3は当たり前のようになっていて

断熱等級も7まであるという性能重視になってきています。

耐震等級も壁量をもとに計算しているか、品確法によるものか

許容応力度計算によるかで実質的な強度は変わります。

耐震等級3相当という表現が当てはまる家がほとんどです。

 

家を新築した後の不満ではよく収納が足りないということが挙げら

れますが、性能的なところでは3位が結露、2位が寒い、1位が暑い

と言われます。

これは既存住宅も含めての順位です。

結露は断熱性が良くなっても冷えるところ、冷たいところがあれば

結露は起こります。

窓の枠が一番多いでしょう。

寒いよりも暑いと感じる人が多いみたいですが、これはほぼ差はありません。

性能が良くなっているとはいっても期待したほどではないというところで

しょうか。

又暑さ寒さはその人の体感温度ですから一概には言えません。

家は高気密高断熱にすればいいのですが、やはり大事なのは日射の取得、

遮蔽と言われます。

自然エネルギーの利用です。

 

最近の高気密・高断熱の家の不満は断トツでエアコンを掛けると「空気が

乾燥する」なんだそうです。

私個人はこの乾燥するという感覚が今ひとつわかりませんが、のどや鼻に異常

を感じるのでしょうか。

または肌がカサカサするとか言った感覚なんでしょうか。

これを解消するには加湿器を使うしかなさそうですが、人が乾燥していないと

感じるくらいの湿度になるとどこかで結露が起きるとのことです。

何も異常を生じない快適な室内空間というのはむずかしいものですね。