リフォーム工事をすると新しい材料と古い材料が混在
することになります。
特に古民家のように古い材料が煙で燻されていると黒
くなっているので目立ちます。
建具もそうですね。
古い建具を使いまわしすることもあります。
以前リフォームで既存の建具と同じ建具を入れてほしい
と言われて同じデザインで木製建具を製作したところ、
既存の建具と「同じ黒い建具が入るものだ」と思っていた
というクレームがありました。
こちらの説明不足です。
また、あるお客さんが知り合いで古民家をリフォームした
ので見に行ったところ、黒い梁や丸太のある古民家に真新
しい柱が立っているのにすごく違和感を感じたと話されて
いました。
当社はあまり新しい木材や建具を塗装することはありません。
経年で色合いは変化しますが、古民家のように黒くなること
はありません。
それでもやはり天然の木材ですからそれでいいと考えています。
これはその人の好みですね。
要望があれば塗装はさせてもらいますが。
塗装すること自体はいいのですが、塗装と経年による色の変化
では明らかな違いがあります。
塗装ではやはり本来の色を出すことはできません。
それなら経年変化を楽しんでもらった方がいいと思うのですが。
こんな埋木の作業もしています。
見えない仕事が多いですね。
天井の羽目板がきれいです。
