住宅の構造も色々ありますが日本ではやっぱり木造の家がほとんどです。

木造軸組み工法と言われる家です。

ツーバイフォーや軽量鉄骨の家もありますが、木造の方が日本人の気質

に合っていると思います。

プレカットや金物が普及しても現場でしていることはそれほど大差は

ありません。

当社は新築の家はすべて大工さんの手刻みで造っているのでプレカットのことは

あまり詳しくありませんが、以前ハウスメーカーの仕事そしていたときは

垂木は野地板の合板までプレカットでした。

今ではもっと進んでいるかもしれませんが、ほぼ金づちと掛け矢(大きな木づち)

があれば建てることができました。

鋸、電動丸鋸を使うところがありませんでした。

このプレカットのいいところは上棟後に家の周囲に木くずや木片が落ちない

ということです。

現場がきれいです。

木を切ることがないので木片などのゴミが出ません。

当社では手刻みなのでとてもそこまで事前に材料をカットして取り掛かることは

できないので上棟後はたくさんの木片が家の周りに散らかります。

 

 

 

 

 

 

野地板を貼り終わったところです。

杉の板を斜めに貼っています。

合板ほどではないですが、ある程度構面としての強度が期待できます。

実際に強度試験を行って検証しています。

おそらく壁も同じ要領で試験を行えばある程度の強度は出せると思います。

現代は屋根も壁もそれに対応したいい商品(面材)がたくさん開発されて

います。

しかし、そういった新建材を使わずに自然の材料を使ってできるのなら

そのほうがいいと思います。

 

家づくりというのは今も昔も大工さんやそのほかの職人さんが現場で造る

ものです。

一部ユニット化してほとんどを工場で造る家もありますが、まだそれほど

普及はしていません。

この現場での作業はこれから先どう変化していくのでしょうね。

当分現状のままでしょうか。

それとも画期的な工法が考え出されるのでしょうか。