今日は地鎮祭でした。

ところでみんなさん「土用」ご存じですか。

詳しくは知らなくてもきいたことくらいはあるかもしれません。

土用のあいだは普段とは違うことはしてはいけなかったような

そんなことを聞いたことがありませんか。

「土用」というのは陰陽五行説から来ています。

自然界は「木」」「火」「土」「金」「水」の五つの要素で成り立

っているとする「五行説」です。

四季を五行で表すと春が木、夏が火、秋が金、冬が水となりますが

「土」」が抜けてしまいます。

そこで季節の終わりの約18日間に土を割り当てて「土用」としています。

 

立春、立夏、立秋、立冬、各日の前、18日間が土用の期間です。

この土用の期間は土の気が最もよく働く期間でこの時に土を動かす

ことは「凶」とされています。

例えば造作、修理修復、柱建て、礎石を置く、井戸を掘る、壁を塗る

といったことは良くないので避けろ(してはいけない)ということです。

しかし、それだけの期間およそ72日間何もできないと困ります。

そこで「間日」というのが設けられました。

例えば夏土用では卯・辰・申の日が間日です。

この日だけは間日であっても土を動かしても何も起こらないとされています。

(文殊菩薩さまがすべての土をつかさどる神様を清涼山に集めてくれるらしいです)

 

今日の地鎮祭は本来ならば土用ではありますが、夏土用の「卯」の日で間日という

ことで行わせていただきました。

工事中の安全と無事の竣工を祈願していただきました。

本日はありがとうございました。