リフォームというと必ずと言っていいほどサッシを取り換えています。
それだけサッシの性能が良くなったということですが、それでもまだ
断熱に詳しい方たちによると日本のサッシは遅れているということです。
樹脂サッシは当たり前、トリプルガラスもこれからは普及しそうです。
実際まだサッシはアルミと樹脂の複合がほとんどでトリプルガラスとなる
と北海道や東北で使われている程度です。
こちらは新築の家です。
ペアガラスにアルミと樹脂の複合サッシです。
現代の新築ではこれが普通で、もっと性能のいい家もあります。
住宅も車と同じで性能のいい製品は次々と開発されていきます。
10年もすれば古くなってしまいます。
しかし、家というのは本当はもっと寿命の長いもので簡単に建て替え
できるものではありません。
リフォームという方法はあっても最低30年位はそのまま暮らせるはずです。
性能が良くなれば寿命も延びそうなものですが、現代の住宅はどうでしょうか。
今現存する古民家のように長持ちするでしょうか。
製品の開発サイクルが早くなればなるほど寿命は短くなるような気がします。
住宅展示場に行くと毎年のように新しいモデルハウスが建築されています。
当社もモデルハウスがありますが、もう13年ほど経過しています。
既にモデルとしてはかなり古いです。
モデルハウスの寿命は3年位と言われます。
新しくしたい気持ちはありますが、資金も必要ですし、流行りを追いかけること
に疑問も感じます。
誰しも流行りのもの、新しいものが欲しいですが、住まいはそんなものではない
と思います。