古民家には差鴨居がよく使われています。

どちらかというと田舎や農家さんの家に多く、町屋風の家

には使われていません。

おそらく単純に柱間隔を広くするために鴨居を大きくした

ものだと思います。

普通の鴨居と違って柱にほぞをつくって差し込むので差鴨居

です。

この大きな材があるとなんとなく安心感があります。

しっかりと組み込んであれば接している断面積が大きいので

横揺れにも強くなります。

一方、昔の家は内法が低いので背の高い人にとっては多少邪魔

になります。

現代の背の高い人ではほとんどが頭を打つことになります。

かといってこれは梁と同じ構造材なので簡単に取れるものでも

ありません。

もし外すとするならばそれ相応の構造補強は必要になります。

以前、背の高いお客さんが掃除機をかけているとしょっちゅう

頭をぶつけるので「下をカットしてくれ」と言われたことがありますが、

お断りしています。

どうしても内法を確保したいというのならば、床を下げることになる

と思います。

これはこれで土台を何らかの方法で柱に固定することになります。

古民家の場合は土台も柱に差し込んであることが多いです。