
当社のモデルハウスです。
かれこれ築20年位になります。
当時自分の会社がモデルハウスを持つなどとは思いもしません
でしたが、実際に見てもらう家を持たないとお客さんはその気
になってくれない、こんな家を造れるということを知ってもら
わなければならない、とある方から言われて建てることにしま
した。
ほぼ借金の塊でした。
モデルハウスの寿命は3年から5年と言われます。
それくらい流行り廃れが激しいということです。
流行りのデザイン、意匠もあれば基準法の改正もあります。
ある程度先取り、流行の先端でなければお客さんの気を引くこと
はできません。
かといってそう簡単に建て替えられるものではありません。
せっかく建てた家ですからもったいないですし、そんな資金も
ありません。
それでそのまま今に至っています。
目新しい家を建てて、次から次へと新しいものが好きなお客さん
を追いかけるのが普通の営業方法です。
ほとんどの会社、ハウスメーカーはそれを繰り返していると思います。
しかし、普通の人は一生に一軒建てればいいところではないでしょうか。
家は三件建てないと納得できる家はできないとも言われますが、そんな
人はまれです。
モデルハウスも長く維持しているとわかることもあります。
家の経年変化です。
普通は30年や40年はその家で暮らします。
当社のモデルハウスは自然素材をたくさん使っています。
構造材は桧とアカマツ、造作材は杉と桧、建具は杉の木製建具、天井は和紙、
壁は漆喰です。
建てた当時はこれからの家は自然素材だと思って造りました。
自然素材は長持ちします。
傷は普通につきますが、どこまでも普通の木です。
漆喰は少しひび割れや木のやせによる隙間ができましたが、一度補修
しただけです。
そして経年変化による良さがあります。
新建材ではこうはいかないと思います。
新建材は造った時が一番きれいです。
自然素材特有の隙間やひび割れも少ないです。
生活していればもっと少ないかもしれません。
住宅価格が高騰しています。
次から次へと家を建てる時代ではありません。
昔のように何代か先まで見越せるような家づくりが必要だと思います。
