
今の家づくりを始めたのが20年くらい前になります。
それまではハウスメーカーの仕事をしていました。
ハウスメーカーは自然素材はほとんど使いません。
ほぼ新建材でした。
加工することもなく組み立てるだけの仕事でした。
初めて自然素材を使い始めて杉や桧の床板を使うことになりました。
桧や松の床板は昔からあったと思いますが、それほど普及していな
かったと思います。
杉などは柔らかいのであまり使われなかったと思います。
ちょうど自然素材が流行り始めたのか、杉の床板を貼った家の見学会
をしたところたくさんの方が見に来られました。
業者の方もたくさんいたと思います。
一斉にまわりの工務店が自然素材を使った家づくりを始めました。
これは売れるとなるとみんなが真似をします。
数年で住宅関連の雑誌は自然素材の家ばかりになり、当社は目立って
いた当社の施工事例も全く目立たなくなりました。
今はどうでしょうか。
当時ほど自然素材の家が売れているという感じはしません。
杉や桧の床板を使って家づくりはどれくらい普及しているでしょうか。
自然素材は体にやさしく、新建材に比べて暖かいなどのメリットは
ありますが、傷がつきやすい、乾燥に伴い伸縮するといったデメリット
もあります。
おそらく新建材に比べるとクレームにつながる可能性は高いでしょう。
でなければハウスメーカーはもっと使っているはずです。
自然素材はメリットとデメリットを理解してもらって使えるものだと
思います。
新建材は造った時が一番きれいですが、自然素材は経年変化を楽しむ
こともできます。
