新築の家の基礎工事中です。

生コンの打設をしています。

今では打設時にはみんなポンプ車を使います。

昔は一輪車で運んでました。

生コンは強度・骨材の大きさ・スランプで種類が決められます。

なかでもスランプ。生コンの流動性を示す数値でバケツ状の容器

に生コンを入れ、ひっくり返してどれくらい崩れて沈むか、その

寸法で表示されます。

建築工事ではだいたい15センチから21センチ、土木工事で8センチ

から12センチくらいです。

土木工事に主に従事している人からすると住宅に使うコンクリート

は柔らかすぎるみたいです。

しかしこの柔らかさ、流動性は施工のしやすさにつながります。

柔らかいほど施工性はよく、住宅のように細かい鉄筋が狭い型枠の

中にある状態では流動性は高くないと生コンは行き渡りません。

一方、流動性の高い生コンは水分が多いので強度という点で劣る

ことになります。

生コンの強度を左右する水セメント比があります。

極力水を少なくすることが強度を大きくすることになります。

突きつめると石のようなコンクリートになると言われます。

 

 

 

 

 

 

生コンが固まるまでの養生です。

できるだけゆっくりと水分を蒸発させることが大事です。

水中コンクリートほど強度は上がると言われます。

真夏の暑い時期はよく乾燥しそうに思いますがかえって要注意です。