ある冊子に掲載されていた記事です。
東京での過去20年間の平均気温を調べてみると
年平均0.07℃ずつ気温が上昇していることになります。
もっと上がっているような気がしますがその程度です。
それでも上昇していることは確かです。
そこへ日本の場合、湿度が高いです。
湿度と言えば普通は相対湿度で表示されます。
年平均70~80%ですが、相対湿度は気温が高くなれば含む
ことができる水分量は増えるので相対湿度は下がります。
そこで温度に関係しない絶対湿度を調べるとこちらも過去
20年で平均0.08g/kg増えています。
年々蒸し暑くなっています。
今日も雨模様で蒸し暑いですね。
世界的蒸し暑さを感じない絶対湿度は12g/kgと言われます。
夏は皆さんエアコンを使いますが、25℃に設定した場合の絶対
湿度は12.8g/kgだそうです。
何とかギリギリ蒸し暑さを感じないくらいの湿度です。
そこでエアコンも気温を下げるだけでなく、湿度も下げる機能
が必要になります。
技術的には十分可能なようですが、電気使用量がかなり増える
そうです。
結露や除湿というとほんの数滴の水分みたいですが、エアコン
のドレン配管から出てくる水は1時間当たり1.5Lから2Lにも
なるそうです。
余計な湿度を室内にいれないためにも気密性は大事なようです。
写真は天井に取り付けたエアコンで「眠リッチ」という寝室専用
のエアコンです。