今日、取引をしている吉野の材木屋さん「川上サプリ」

の方が今後の木材価格についての話に来られました。

ご存じのように「ウッドショック」で不足に伴い木材

価格が上昇しています。

どこも「少々高くても買う」という状態になっています。

材料がなければ家を建てることはできませんから。

当社は国産材を機械乾燥した木材ではなく、天然乾燥の

木材を使っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

製材した木材を吉野で在庫してもらっています。

ですから、この在庫がある限りは今までと同じ価格で販売が

できるということでした。

ですからこれから新しく丸太を伐り出して乾燥させる来年以降

の分について価格が変わることになるということです。

こんな情勢時は在庫してもらっているというのは助かります。

もちろん柱や土台といった回転が速くどこでも使う木材は価格

上昇は避けられません。

当社では出入り枠も既製品ではなく、杉や桧の化粧材を使って

います。

これはおそらく、当社のような会社は少ないので急激な価格上昇

はなさそうです。

 

それにしても現時点でどれくらい価格が上がるのか、またいつまで

続くのかといった具体的な返事はできないというのが現状のようです。

 

すでに新築を契約されている方、近々契約予定の方に対して各会社

がどのように対応するかはその会社が扱っている樹種や産地にもより

ますが、おそらく木材価格は10%から20%の範囲で上がるのでは

ないかと思います。

「すでに契約しているから大丈夫」ということでもありません。

請負契約書には「価格の変更」という項目があります。

契約期間中に大きな価格変動が起きた場合、話し合いにより請負

金額を変更できるという条項です。

住宅会社によって請負金額の中での木材費の割合は様々ですが、

一般的に請負総額の12%くらいが木材価格と言われます。

(当社はもう少し大きいです)

その1割から2割の範囲で価格の変更が生じることがあるかも

しれません。

今後どうなるかわからないだけに契約には不確定要素が含まれる

ことになりそうです。

これを機の国産材の利用は確実に増えそうです。