ようやく、大工工事が終わって仕上げの段階に

なりました。

左官仕上の下地処理をしています。

大壁仕上の部分と真壁仕上の部分があります。

多少は左官屋さんも仕上げやすいかと思います。

越屋根の中で左官屋さんが下地処理をしています。

1畳くらいの空間ですが、窓もあって籠り部屋にでき

そうです。

ここだけアルミサッシになっていますが、他はすべて

木製サッシです。

越屋根くらいの高さになると意外と風が強くて屋根の

庇がかぶっていても吹きぶりがかかります。

木製サッシは不向きです。

風が強いので空気抜きにはいいです。

夏の熱気を逃がすことができます。

1階の天井です。

家の天井のほとんどが杉の羽目板貼りです。

私はわかりませんが、しばらくは木のいい香りが充満

すると思います。

木が多いので、調湿効果も結構あると思います。

 

現代風の造りにすると、壁や天井でせっかくの構造材が

隠れてしまいます。

古民家のように1階の天井は2階の床が見えていたり、

壁が真壁で柱が見えていたり と構造も意匠になってい

ますが、今の生活様式にはそぐわないのでしょうね。

火打ちといった2階の床の構面を確保する部材なども

当社では見せることが多いですが、火打ちも隠してほしい

という人もいます。

飾りではないので構造材がたくさん見えるような仕上げの

伝統工法もしてみたいです。

その方が施工費も落とすことができると思います。