十津川の家ですが、大工さんの仕事もそろそろ終わりそうです。

今は造作の家具を造ってもらっています。

外部は、腰板を残すだけになりました。

外壁ですが、写真では白い塗装をしているように見えますが、

実はこの外壁は漆喰です。

乾燥にかなり時間をかけたつもりですが、クラックが入らないか

心配しています。

当社は天然乾燥材を使っているので、建ててからでも乾燥が続きます。

正直なもので、古民家の改修などをさせてもらうと構造材が落ち着い

ているせいか数年経過してもクラックは全く発生しません。

 

軒裏は化粧垂木という仕様で仕上げているのですが、化粧にすると

垂木や軒裏の杉板にカビが発生することがあります。

木はもともと養分を含んでいますから、しようがないことなのですが

やっぱり気になります。

年数が経過するごとに徐々に古色になっていくのですが、それまでが

なかなかです。

今では何でも防腐剤など塗装してしまうことが多いですが、その時は

いいのですが、長い目で見ると生地のままがいいようです。

濃いめの塗装をするのも一つの方法ですが、せっかくのきれいな木

がもったいないです。