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公園の四阿(あずまや)がもうすぐ完成です。

休憩所です。

公共の工事なのであまり目が離せなく、時間が採られます。

先日、この現場で使うコンクリートの採取をしました。

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民間の工事ではこんなことはしませんが、公共の工事は

コンクリートも現場で採取してこのような検査をします。

スランプ値というものを計測しています。

30cmの深さのコーンという枠に生コンを流し込みひっくり

返しておいたときどれだけ垂れ下がるかを計ります。

写真では8㎝下がったことになります。

それでスランプ値は8ということです。

どこかでご覧になった人もいるかと思います。

他に塩分濃度、空気量の測定そしてテストピースを採取して

圧縮強度の試験も行います。

コンクリートはプラントで製造されているのでそれほど品質に誤差

は出ませんが、念のための確認です。

 

公共の工事では、民間では実施しないような確認試験や検査があります。

そこまで必要かと思うようなこともありますが、中には住宅建築でも

しておいた方がいいのかもと思う試験もあります。

地盤改良という工事ですが、これは住宅でも行われるものです。

その土地の土壌とセメント系の固化剤を混ぜて支持層を作る工事ですが、

土壌と固化剤が反応して有害物質(六価クロム)が生まれる可能性があります。

公共ではそれを採取して確認検査をしますが、民間ではまずしません。

安全・健康・安心が売り物の住宅ですから、可能性のあることは確認した方

がいいと思います。