床下の湿度を測っています。

床下の湿度は意外とわからない(知らない)ものです。

どれくらいの湿度が適性なのか調べてみると目安として40%~60%

といったデータが見られます。

しかし日本の平均湿度は約70%です。

普通の状態、部屋の中や外気で70%ですから大気よりも温度の低い

床下では相対湿度は上がります。

絶対湿度は同じでも気温が下がれば含むことのできる水蒸気は少なく

なるので相対湿度は高くなります。

気温の低い床下の相対湿度が外気よりも高くなるのは当たり前です。

床下の気温が外よりも高ければ相対湿度は下がりますがそんな状況

はまずありません。

ですから床下の相対湿度を40%~60%に保つには機械でも使わない

限り無理です。

湿度の高い床下は古民家に多いように感じます。

よく乾燥した家もあるのですが少ないです。

裏に山が迫っていたり、増築により母屋が他の建物に囲まれていたり

前栽、庭があるがために風通しが悪かったり、周囲の地盤の方が高く

なってしまっていたり、といった環境になっていることが多いです。

そこでAIの回答を見ると床下の相対湿度は一般に80%以下を保つと

カビ、腐朽、シロアリのリスクを抑えやすい と書かれています。

この80%以下というのが現実的ではないでしょうか。

(シロアリの活動は70~80%が最適とされています)

もちろん低いに越したことはありませんが、日本の気候を変えること

はできません。

近年の家は床下に防室のコンクリートを打設します。

これにより地盤からの湿気を抑えることができますが、施工後1年から

2年はコンクリートの乾燥に伴って湿度が高くなることがあります。

またコンクリートは大変冷えやすいので気温が下がって相対湿度が

高くなってしまうこともあります。

以前ハウスメーカーの仕事をしていた時、上棟後間もない頃に

曇空でどんよりとした日でしたが現場に行ってみると、土間に水を

撒いたような状態になっていることがありました。

結露したみたいです。

そんなことも起きます。

当社もリフォーム後、床下の湿度で悩まされたことがあります。

古民家でも床下の湿度があまりに高い場合は土間コンクリートを打設

して床下エアコンを採用している例がありました。

施工費がかさみますがこれも必要なことがあるかもしれません。