
リフォーム工事も完成すると新築の家のようになります。
この家はリフォームですが古材を使った新築と言われても
わかりません。
昔はリフォームと言えば部分的なリフォームが多く、
「いかにもリフォームです」といった感じでした。
現代のような大規模改修が少なかったのだと思います。
しかし新築工事が高くなり、既存住宅を活用することが多く
なりました。
新築の家の代わりに工事をしますから、新築のようになるの
は当たり前かもしれません。
人気のあったテレビ番組の影響もあるでしょう。
また工務店もそんなリフォーム工事に対応できるようになって
きました。
リフォームは新築の家に比べると難しいです。
何もないところから新しい家を造るのではなく、あるものを使い、
または壊して新しい家を造ることになります。
当然ながら壊してみないと見えない、わからないところが多く
不測の事態というのが起きます。
そのたびに打合せをし、見積を作り替えといった作業が必要に
なります。
ある程度リフォーム工事をこなしていくと本来、壊してみないと
わからないところもある程度予測がつくようになります。
大工さんも新築に比べるとリフォームは難しいです。
プレカットばかり、既製品、新建材ばかり扱っているとすれば
リフォームの現場で構造材を組み直すことはできません。
大工さんも昔ながらの七つ道具を使って対応していく必要があります。
これは古民家のような伝統的な家を改修するときは必要な技術です。
しかし、古民家のような伝統的な造りの家は数に限りがあります。
100年以上前の家です。
残っていること自体がすごいことですが、そういつまでも古民家の
リフォームが続くことはないでしょう。
伝統構法の家より在来工法の家が多くなります。
在来の場合は新しくても景気がよくて建てれば売れたという時代の家
は正直言ってあまり出来がよくありません。
古民家の方がよほどよく造られています。
メーカーさんの家はそのメーカーさんしか手が付けられないという家
もあります。
反対にメーカーさんは自社の家を独占できます。
しかしそれは本来の大工さんの技術を活用できるような家ではありません。
大工さんも造る家によって仕事のやり方が変わります。
本来の大工さんとしての技術を身に着けるなら古民家のような伝統的な家
を今のうちにたくさん扱う事だと思います
