
イラン情勢が不安定になったことで原油を材料としている
断熱材などが一斉に値上がりしています。
どの業界でも同じだと思いますが、材料の値上げだけは本当に
素早く行われます。
ウッドショックの時もそうでした。
本当に値上げしなければならない状態なのか疑問に思うこと
もあります。
昨年から次世代省エネ基準が最低基準になり断熱材の使用量
は一気に増えました。
当社はそれまでも次世代基準は確保していましたが、確保して
いなかったところでは価格は一気に上がったことでしょう。
当社も同じ基準のままというわけにはいかないのでさらなる断熱
性能(断熱等級6)を確保するようになりました。
なかには最高等級の7を標準にしているところもあります。
やはり最高等級というのは販売面でのメリットになります。
しかし、市場にある全国の既存住宅約5000万戸のうち現代の最低
基準である断熱等級4以上の住宅はまだ11%だそうです。
およそ9割の住宅が等級4を満たしていない状態です。
さらに断熱材が入っていない無断熱を含む等級1は全体の30%です。
冬でもほどほど暖かい家は全体の1割程度、3割くらいは外とあまり
変わらない環境下にあるということです。
これは耐震等級においても同じようなことが言えるのでしょうね。
今では等級1、欲を言えば3が普通になってきていますがそれを満た
さない住宅もたくさんあります。
これから先さらなる断熱性能の向上を目指そうとしている時に
この原油問題は影響が大きいです。
情勢が落ち着けばまた元に戻るかというと一旦値上がりしたものは
なかなか下がりません。
