
住宅の性能や仕様は変わってもこの天井の下地はいつまでも一緒です。
野縁という材料を使っていますがどんな家もこれは同じです。
一般的には1尺(303)ピッチに並べてその上に直行して3尺おきに木
を組みます。
少し太い材料を使って相欠きにして455間隔に組むこともあります。
そのほうが石膏ボードの下地が全体に確保できるメリットがありますが、
少々手間がかかります。
軽量鉄骨の家では軽天下地になります。
仕上がりは軽天のほうがきれいになります。
木は捻じれたり反ったりするので広い天井になると起伏が影になることも
あり、これがクレームになることがありましたが最近は聞かないです。
クロスのパテ処理にも原因があるのでしょう。
個の天井下地は今では当たり前のように施工していますが古民家には
ほとんどありません。
天井自体が和室くらいしかない家がほとんどです。
和室以外の部屋はほとんど2階の床の裏が見えていたり(大和天井または
ササラ天井)天井がなく屋根裏の母屋がそのまま見えていたりです。
近年の家は防火のために石膏ボード(耐火ボード)で木材を覆ってしまう
ようになっています。
その点では近年の家の方が家づくりの仕事が多いのかもしれません。
古民家など昔の家は大工さんと左官屋さんがいればほぼ構造躯体は完成
していました。
また古民家は建具も多いですね。
住宅もユニットにして工場製作している会社もありますがまだまだ現地で
造るほうが主流です。
プレカットや既製品など現場での作業をできるだけ少なくする方向には
ありますが、職人さんがいなくては造れません。
商品として見ればこれほど人の手間の掛かるものは他にないかもしれません。
しかし人の手間がかかっているからこそいいのかもしれません。
