平屋の家が多くなりました。

当社も数件施工させてもらっています。

分譲地でも平屋の家が建っていますから人気があるのでしょう。

必要最低限の部屋さえあれば生活はできますから、コンパクト

な平屋はたいへん合理的です。

古民家とは対照的です。

普段は使わない部屋や茶室まで備えた古民家もあれば、冠婚葬祭

も自宅でできるような家もたくさんあります。

どうしてこんなにたくさんの部屋を造ってしまったのかとも思い

ますが、当時は必要な部屋だったのでしょう。

 

平屋の家は階段や階ごとのトイレや洗面といった設備が不要に

なるので床面積を抑えることができます。

なので建築費も抑えることができるとも言われます。

しかし施工的には平屋とはいっても基礎と屋根は必ず必要で同じ

基礎と屋根で2階分の部屋を造ることができるところが1階分しか

部屋をつくらないので坪単価(部屋面積当たり)は高くなります。

平屋だからと言って基礎や屋根が安く造れるわけではありません。

 

効率の良い家づくりという点では2階建、しかも総2階です。

しかし歳を重ねるにつれて2階は使わなくなるとよく言われます。

また耐震的にも2階建よりも平屋の方が確実に有利です。

何より世帯当たりの人数が減りました。

つい、10年、15年くらい前では夫婦二人に子供さんが二人または

三人が普通でした。

2階建、35坪くらいの家が一番暮らしやすい家でした。

それが今では世帯当たり二人、場合によっては単身になっています。

こういった傾向もいつまで続くかはわかりませんが。