今、古民家のリフォームを数件させてもらっています。

改装や間取りの変更ももちろんしていますが、どの家

も耐震と断熱の改修が含まれています。

断熱材を除いて新建材はほとんど使いませんし内装の

仕上げも漆喰や和紙を使っています。

建具も建具屋さんに造ってもらいます。

建具の材質は杉が多いです。

 

 

 

 

 

 

お陰様で古民家のリフォームの問い合わせは多いですが、

在来の家(比較的新しい家)に比べると仕事は難しいです。

職人さん、特に大工さんや左官屋さんを選ぶ仕事が多いです。

昔の家を知っている職人さんです。

 

 

 

 

 

 

今住んでいる家、古民家をリフォームしようと考えている人

新しく古民家を購入してそこで暮らそうとしている人、また

民泊やカフェとして活用しようとしている人はどんなリフォ

ームをイメージしているでしょうか。

まずは予算ありきだと思います。

しかしどれくらいのリフォームをすればどれくらいかかるのか

さっぱりわからないと思います。

施工する側も要望をお聞きし現地調査をするまでは全くわかり

ません。

ですから最初に相談を受けたときにまず予算をお聞きします。

これも答えにくいというのもよく分かります。

予算が少なくても言いにくいですし、予算を伝えるとそれに

合わせた見積になるのではと思われるかもしれません。

でもはっきりと伝えていただくのが一番です。

それによってどこまでできるか、がわかります。

要望だけをお聞きして見積を作っても予算に合わなければ施工

できません。

リフォームというのはいろんな施工方法があります。

床は根太、大引、土台、束から成り立っていますが、すべて

やり替えるか、今ある床板の上から新しい床板を貼るだけで

済むかで施工費は大きく変わります。

シロアリの処理は必要か、何も被害がなければする必要はない

と思います。

断熱もすべての部屋を対象にするか、主に使う部屋だけを対象

にするか、断熱材の種類にもよります。

耐震となるとこれは費用が掛かります。

構造計算も必要になります。

古民家は大きな家が多いです。

予算が厳しかったら部分的なリフォームでもいいと思います。