ずいぶんと過ごしやすくなってきました。

夜もさほど寝苦しくなく過ごせるようになりました。

もう9月ですからこんなものかもしれません。

10年くらい前はもっと涼しかったかもしれませんが。

 

 

 

 

 

 

こちらは完成の見学可をさせていただく「平屋の家」です。

壁の漆喰やクロスの工事が終わり、細かい仕上げの作業を

しています。

 

 

 

 

 

 

どんな家も大体工程は同じで

大工工事完了後、壁や天井の仕上げ(左官やクロス)、

仕上げ完了後電気工事として、照明器具やコンセント、スイッチ類

設備工事の便器の取り付けや器具付けが行われます。

その後養生を剥がしてハウスクリーニング(美装)です。

このハウスクリーニングという職種は昔はなかったといわれます。

清掃ですから誰でもできたのかもしれませんが、今ではどんな家

でもハウスクリーニングは行われます。

ハウスクリーニングが最後の作業のように思われますが、実はこの後

畳の敷き込みと網戸の取り付けが待っています。

ハウスクリーニングの前に施工の点検は行いますが、やはり最後に

ならないとわからない傷や不具合はあります。

ハウスメーカーの下請けをしていたころはこの傷や不具合の補修は

かなりかかりました。

メーカーさんですから重箱の隅をつつくような検査が実施されます。

万人が納得する仕上げを要求されますからこれはいい経験になりました。

しかし新建材ばかりの家と今実際に造らせてもらっている自然の素地を

多用した家とでは補修の仕方も違います。

新建材のように機械で制作された完成品が好きな人は自然素材の家は

合わないかもしれません。

新建材の家は造った時、完成した時が一番きれいです。

自然素材の家も完成した時が一番きれいですが、経年変化を楽しむことが

できます。

無垢の木はすり減ってもどこまでも無垢の木です。

変色も自然のことでかえって落ち着いた色合いに落ち着きます。