空家になっている古民家の賃貸物件です。

賃貸される方の要望で改修させてもらっています。

 

 

 

 

 

 

古民家の有効活用は盛んにおこなわれているようで

古民家の物件は増えています。

なぜか古民家に分類されない比較的新しい築30年から

50年の家の物件はあまりありません。

中古物件に限らず今現在住まわれている家も改修は

古民家ばかりという状況です。

 

新築の家と違ってリフォームは職人さん、特に大工さん

は誰でもできるというものではありません。

今ある軸組みや造作を生かしながら改修していくことに

なるのである程度の技術が必要になります。

現代の家は構造はプレカットが当たり前で造作と言っても

昔のようにノミやカンナを使うような仕事はほとんどあり

ません。

組み立てるだけのような作業がほとんどです。

もちろん技術を持った職人さんもたくさんいると思いますが、

活用する場がないという状況です。

構造材を手刻みすると言っても昔はやっていたけれどもここ

何年もしていないという大工さんはたくさんいると思います。

 

今日読んだ記事に

「現在のままでは近い将来、大工は間違いなく消えてなくなる」

という話が掲載されていました。

大工さんは「一人親方」と言って弟子を取らずに個人でハウス

メーカーの仕事を請け負っている人がほとんどです。

工賃が安くて、昔のように弟子を抱える余裕がありません。

「大工になりたい」という若い人が来ても「ほかの仕事を探しなさい」

とアドバイスするほどだそうです。

このまま高齢化して廃業する大工さんが増えると技術の継承が途絶えて

日本家屋のような伝統的な家も建てられなくなり、技術の必要なリフォーム

も難しくなるということです。

 

昔は大工さんと言えば弟子を抱えて、近隣の家を自分で請け負って

仕事をしていました。

しかしそんな大工さんもハウスメーカーや工務店に市場を奪われて

いなくなっています。

そこで工務店やハウスメーカーも自社で大工さんを育成していこうと

する動きがあります。

当社も3人の社員大工を抱えています。

まだ見習の大工さんです。

昔の大工さんのように厳しくて取り足取り教えることはできませんから、

他の一人前の大工さんと一緒に仕事をしてもらっています。

一人前になるまでどれくらいかかるか、5年位である程度の仕事ができる

ようになってくれればと思っています。

昔の大工さんと言えば休みを惜しんで働いたもので、私もよく休日を返上して

現場に付き合わされたものです。

本当によく働く大工さんもいました。

しかし、社員大工は社員です。

就業規定もあれば「今日はここまで仕上げるぞ」といった気概はありません。

覚えるスピードもかなり落ちるでしょう。

そういえば公共工事も土曜・日曜は休むようになってきていますね。

そういう時代なのだと思って引っ張っていくしかありません。

大工さんになろうと思って来てくれる若い人がいるだけでもありがたいと

思わなければなりません。