昨日は宇陀市で「空家アドバイザー協議会」の設立総会に

参加してきました。

その中での話ですが、

宇陀市に限らず全国的に古民家と言われる家に移住したい、

都会から離れて生活したい、という人はたくさんいます。

しかしそれを受け入れる空家がないのが現状なんだそうです。

例えば、年間100組くらいの移住希望者がいても空家は30

件くらいしかないという状態です。

 

 

 

 

 

 

変な話ですよね。

これだけ空家が増えている、空き家問題をどうしよう、と言って

いるのに住みたい人がいても空家がない、という現象。

手に余る物件というのも確かにありますが。

ここでいうところの空き家は空き家バンクなどに登録されている

空家です。

 

 

 

 

 

 

今現在人が住んでいない空き家でも簡単に手放せないのが現実なの

でしょうね。

実家だから、自分の代で処分する(手放す)わけにはいかないから、

そこに仏壇でもあれば貸すこともできないのかもしれません。

相続人が数人いれば話をまとめるだけでも大変です。

仮にリフォームしたいと思ってもその家を抵当に銀行からお金を借りる

にしても親族の承認が必要です。

誰かが反対すれば空家のままになります。

 

空家のまま放置しておけば家は傷む一方です。

活用できる家も廃棄処分になるかもしれません。

他人が勝手のどうこうできるものではありませんから、所有者さん(達)

が動くしかないと思うのですが。