リフォームの完成見学会です。

前の間取りからどのように変わったかに興味を持つ方が多いです。

リフォーム工事は昔からありましたが、昔はせいぜい住宅設備を

取り換えたり、壁のクロスを貼り替えたり、床を貼り替えるまたは

上から増貼するといった模様替えのようなリフォームが多かった

と思います。

ここ数年のリフォームは変わりました。

テレビの影響もあるでしょうね。

「ここまで変えられるのか」と思ってしまいます。

実際、数年前からリフォームは大規模改修が多くなりました。

完成すれば「新築か」と思うような変わり方をすることもあります。

間取りの変更はごく当たり前、そこに耐震や断熱も加わります。

今まで区切られていた部屋を一体にするリフォームも増えました。

部屋を広げると断熱性を高めなければなりません。

また広げると壁が少なくなります。

壁が少なくなるのは耐震上は不利になります。

ほかに耐力壁を設けなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

リフォームはある程度はどうしても既存の建物に左右されます。

一から建てる新築とは違います。

それでもたいがいのことはできると思います。

しかし、このリフォームも費用対効果が大事です。

余り過ぎると建て替えるほどかかることもあります。

特殊な古民家のように今では建てられない、または今では手に

入らないような材料が使われている となれば相応の費用が

掛かっても値打ちがあると思います。

個人的には今あるものを再利用するのはいいことだと思います。

また思い入れのある家を簡単に壊すのはもったいないです。

新築よりもリフォーム工事が増えつつある時代でが、在来工法

の家なら建て替えを考えることも必要だと思います。

いくら頑張っても新築のような耐震性や断熱性を確保することは

難しいです。

あまり無理をしても期待するほどの効果が得られないことがあります。

また新築は間取りを一から考えることができリフォームのような制約

がありません。

ただ建て替えになると解体費用が加算されますので単純にリフォーム

費用と新築費用の比較だけではすみません。

また建て替えることで新たな法規制(容積率・建蔽率・セットバックなど)

がかかることもありますので十分調べたうえで判断してください。

また、今建っている家が建築基準法を遵守しているとはかぎりませんから。