「住宅ローン」を利用している方はたくさんいます。
これから計画している人もいるでしょう。
住宅ローンと言えば今ではいろんな銀行が扱っていますが、
やはり普及に貢献したのは「住宅金融公庫」です。
ある新聞に掲載されてました。
戦後の住宅不足に対応するために1950年に設立されました。
2006年に廃止されるまでの56年間で1941万戸の住宅に融資
していてこれは戦後の住宅の約3割に相当するそうです。
住宅に対する融資と言えばこれが最初かと思われてますが、
実は江戸時代に購入予定の町屋敷を抵当に入れて必要資金を
借りる「持込家質」という制度があったそうです。
ただ、対象となる屋敷はかなり大きく狭くても330㎡、広いと
990㎡ほどあったと言います。
100坪から300坪です。
300坪と言えば田んぼ一枚、1反ですから相当大きいです。
自分が住むというよりも人に貸すことが多かったみたいです。
その後明治時代や大正時代にも同じような制度があったようです。
「江戸時代にあったくらいなのでそれ以前にもあったかも」
それはないだろうということです。
戦国の時代ではいつ奪われるかわからないものに所有権を前提に
した融資はあり得ないということです。
住宅ローンは平和な時代だからこそで、30年も先に完済するような
契約が成り立つんでしょうね。
そう言えば、住宅ローンの金利固定型の金利が上がってきています。
変動型の方は今は現状のままのようですが、いずれ上がってくるので
はないでしょうか。
変動型で組まれている人は繰り上げ返済を検討したほうがいいのかも
しれません。