
モデルハウスにある外部に面する木製建具です。
ガラス戸だけでなく網戸、雨戸、障子が並んで建て込まれています。
木製だからできる組み合わせです。
ガラスはペアガラスになっています。
枠も木製ですから樹脂サッシにように枠も断熱性に優れていますが、
サッシと違って気密性はありません。
下は戸車がステンのレールに乗っているだけ、鴨居は普通の木製建具
のような溝があるだけです。
強い吹き降りがまともに当たると雨水が侵入する可能性があります。
古民家のリフォームも皆さん断熱気密を重視するようになりアルミ
樹脂複合や樹脂サッシを選ぶ人が増えました。
しかし中には木製建具を採用する人もいます。
古民家の場合は木製建具の方が雰囲気が合います。
木製建具でも断熱、気密に優れた複合サッシを造っているメーカーはあります。

こちらは以前採用させてもらった北海道にあるメーカーの木製サッシです。
気密性を確保するために辷り出しのタイプが多く引違はないようです。
外部はアルミ製になっていますが中からは普通の木製建具に見えます。
価格的には普通のアルミ樹脂複合サッシに比べて約倍くらいの価格だった
と思います。

子知多の大きな掃き出しサッシも木製建具です。
奈良県のメーカーが造っています。
外部も同じ仕様でへーベシーベという機構で気密性を確保していて断熱に
も優れています。
引違いに見えますがスライドするのは片方だけでもう片方は固定されています。
海外製品も片方しかスライドしないタイプが多いです。
こちらのサッシは相当重く、吊りこむときはレッカーを使いました。
価格もかなり高価でこの窓ひとつで30坪くらいの家ならアルミ樹脂複合サッシ
を1式揃えるくらいの価格になります。
このような断熱、気密に優れた木製サッシも使われている樹種によっては
木製らしく見えないものもあります。
断熱、気密はある程度我慢して普通の木製建具を選ぶか、多少それらしくない
性能の優れたサッシを選ぶかです。
普通の木製建具でも一般的な複合サッシよりは高価になります。
