断熱等級4が義務化され、住宅は高気密・高断熱化されています。

現代の家では等級4が最低現必要になっています。

2030年までには等級5が義務化される予定です。

現代でもほとんどの家が等級6位は確保している家が多いと思います。

当社も等級6の家を建築しています。

等級6といってもいろいろで外皮の熱還流率を守ればとることができます。

例えば気密性が確保されていなくても等級6は取れます。

 

 

 

 

 

 

また等級を確保するために窓の小さい、少ない家も多くなりました。

壁に比べれば窓はどうしても熱が逃げやすいですから、窓を小さく

して壁を多くすれば等級は取りやすくなります。

また窓が少ないとその分施工費も抑えることができます。

気密性が悪いとすき間があるということですから、等級は確保してい

てもその数字ほどの断熱性は感じられないかもしれません。

また性能は確保していても極端に窓が少なく、小さいと採光や通風、

開放感がなくなり閉塞感のある家になってしまいます。

やはり窓は普通にあるべきだと思います。

そうなると壁の断熱性をさらに高めて余裕をもって等級を確保した

家が求められます。

それには今現在主流となっている壁の中での充填断熱だけでは不足

するので付加断熱として外断熱を加えるといった方法が取られるよ

うになるでしょう。

今現在でも当社では小屋裏に360ミリのグラスウールを敷いたり、

発泡プラスチック系の断熱材では垂木間だけでは足りず母屋間にも

入れて等級を確保しています。

これだけでも相当な量ですが、さらなる断熱性が求められます。

施工自体は可能ですが、施工費はますます嵩むことになります。

これでも日本の住宅は海外に比べて断熱性に劣ると言われます。

 

室内を快適な温度に保ち、省エネ性能を高めることは必要ですが、

気密検査時に感じたのはなんとなく息苦しい感じです。

性能を追い求めるには必要なことなんですが、暮らしの場はもっと

開放的で快適な空間であってほしいと思います。