屋根の断熱が施工されました。

通気層を取るために垂木の上に通気胴縁を打っています。

野地板を施工したところです。

野地板は杉板を使っています。

合板を使うところが多いですが、当社は今の杉板です。

合板類をなるべく使わない家づくりをしているのですが、

熱と湿気にさらされるので天然の板のほうが耐久性がある

と思います。

合板のメリットは施工しやすく、屋根の面に剛性を確保

できるところです。

一枚の板ですから構面を造ることができ、屋根を頑丈に

造ることができます。

このメリットは大きくて、2階の火打ちなどを減らすこと

もできます。

こんど、この杉板を斜めに張ることで剛性を取れるように

試験体を造って強度試験を行う予定です。

この試験である程度の強度を確保できれば自然の木を使って

屋根の構面を確保することができます。

しかし、これを認めてもらうにあたり確認検査機関とやり取

りをしていますがいろんな制限が課せられそうです。

やはりメーカーが生産しているものは試験データが豊富です。

それに対して自然の木を使うというの実験例が少なく、多用

するにはあらゆる試験データを提出する必要が出てきそうです。

室内側です。

ところどころ古材を使っています。

 

話は変わりますが「三体」という小説をご存じですか。

最近、息子が買ってきてくれたのですが、今のところ全3巻

出版されているようでかなり人気があるようです。

先日全3巻読み終えました。

毎晩読んでいたのですが、ほぼ1か月かかりました。

中国の人が書いたSF小説です。

日本の「小松左京」みたいな人が執筆したそうです。

結構内容が難しくもう一度読めばよく分かるかなという感

じですが、なかなか読み応えのある小説でした。

よくこんな発想ができるなと感心しました。

興味のある方は一度読んでみてください。

外国の出版本を読んでいつも思うのは文章が硬いということです。

日本の小説家が翻訳を兼ねてくれたら、もっと読みやすく、面白

いのではと思います。