先日は、お引渡し前の施主検査でした。

家族の方、総勢4名で家を見たいただきました。

検査というよりも完成したことの感激のほうが大きかったようで

検査という感じではありませんでした。

実際はしばらく住んでいただかないとわからないものです。

今は、自分が希望する家を自分で選んで造る時代です。

選択肢もたくさんあります。

しかし、つい数十年前までは「家とはこういうもの」といった感じで

地元の大工さんがほぼ決まったパターンで造っていた時代がありました。

あてがわれた家に自分を合わせることで生活してきた女性の方も結構お

られます。

数十年生活してきて、初めて自分が希望する家を手に入れるということ

もあります。

打ち合わせにしても、「工務店に任せておいたほうがいい」という感覚が少し

残っているように感じることがあります。

あまり注文が多くても困りますが、これはこれで対応が難しい面もあります。

家づくりというのは、その人個人の今までの生活体験まで踏み込むことになります。

それだけにやりがいがあり、責任のかかる仕事です。