屋根の断熱材です。

屋根の面に断熱材を施工しているのはときどき見かけますが、

当社の場合は、エアパス工法なのでこの方法を採用しています。

この方法は、天井に断熱を施工する場合に比べて材料費や施工費が高くなりますが、

小屋裏の空間も使えるので室内空間を広げることができます。

屋根の棟の部分ですが、断熱材どうしを突きつけると欠損になりやすいのでウレタン

を充填しています。

外壁の構造用合板ですが、モイスです。

針葉樹合板や木毛セメント板などこれもいろんな種類があります。

どれがいいということはありません。

強度さえ取れれば問題はありませんが、壁の中に隠れるものですから、

耐久性が一番問題かもしれません。

ただ、モイスは一般的な合板に比べてやや透湿性と断熱性があります。

垂木はタルキックというビスで固定しています。

今までのハリケンタイに変わるものです。

ハリケンタイというのは垂木と梁を固定するためのひねり金物です。

 

屋根というところは確認しにくい部分ですが、雨風を防いでくれる

家の寿命に大きくかかわる部分です。

材料や施工方法も大事ですが、屋根の形も寿命に影響します。

なるべくならシンプルな形で造る方がいいです。

屋根と屋根が直行する形になると谷と言われる雨が集まるところが

発生します。

これは屋根の中では一番最初に痛む部分です。

屋根の形がどうなるかはプランによりますが、外観から先にイメージする

ことも大事です。