建築工事の完了検査を受けてきました。

この家は、離れで申請しています。

大黒柱に化粧梁をかけています。化粧梁には以前の建物の

古材を使っています。

構造上支障の無いところで使っています。

大黒柱は杉ですが、ずっと養生してあったのでわからなかったのですが、

ほとんどが赤身の杉材でした。

長持ちしてくれることでしょう。

書斎と休憩場所を兼ねたテーブルですが、施主さんが選ばれたケヤキの板です。

少しでも切るのがもったいなかったのですが、壁に埋め込む加減で一部

カットしました。

カットした部材は、小さな棚として使っています。

トイレですが、カウンターにクリの木を使っています。

こちらも施主さんが選ばれたものです。

木のことをある程度わかっていないと、ケヤキやクリは選ばないですね。

建物自体の検査は難なく済んだのですが、離れの増築となると既存の建物や

構造物も検査の対象になることがあります。

道路後退の明示や既存ブロック塀の補強などが指摘されます。

施主さんにしてみれば、「そこまで」という気持ちもあるでしょうが、

少しづつ安全に、快適にしていくには必要なことです。