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「伝統構法の家」と検索してみるといろんな情報が出てきます。

この工法の家を見直そうとしている人が増えてきています。

間仕切り壁の少ない建具で仕切る住まい

湿気の多い日本に合った調湿効果のある無垢材、畳、土壁といった素材

科学系の建材をほぼ使わない自然素材の家

地震に対する免震的な考え方

何より長寿であることが立証されていること

などのメリットがあります。

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一方、デメリットとして

・夏の暑さには向いているが、寒さ対策が難しい

開放的であるがゆえに気密性がなく、蓄熱性はあるが断熱性に劣る

土壁の家は寒いです。

昔の人は寒さに強かったのかもしれません。

また、寒さは動けば暖まるので働き者だったからとも言われています。

今ではできない囲炉裏などは、効果的な暖房器具だったようです。

・造る人の技術で出来が左右される

金物を使わずに木を組み合わせることで構造が成り立っているので、

技術に左右されやすい

・建築確認の許可申請が難しい

昭和25年に建築基準法が制定されましたが、粗悪な住宅が広がりつつ

あったので最低基準を設けたのですが、材木が不足していたので細い

部材を金物を使って補強し、筋違などを使って造るようになりました。

これが在来工法と言われる建物です。

太い部材を使って金物を使わず、筋違も使わない伝統構法の家は除外

されてしまいました。

当時の違法建築が、町屋などの古民家を伝承してきたとも言われます。

・今の在来工法の建物より費用が掛かる

日本の杉やヒノキが安くなったとは言っても、輸入材や集成材よりは

高価です。また、手作りの部分が多いので手間代がかかります。

工期も長くかかる上に伝統構法ができる職人さんが減っているという

現実もあります。

しかし、この伝統構法が復活すれば技術は自然と継承され、林業も需要が

増えれば価格も抑えることができるようになり活性化します。