茅葺の古民家です。
藁縄で丸太や竹を結束して小屋を構成しています。
普通の家と違って小屋を構成している丸太は
桁や梁の上に乗っかっているだけで、固定されて
いません。
茅葺と言っても現代ではほとんどの家がガルバリウム
やトタンで覆われて茅葺そのままという家はめったに
ありません。
茅場もほとんどなくなり、職人さんも限られていて茅葺
を維持管理するのが大変だからです。
リフォームするにしても実際に生活の場とするなら天井
を造らないと茅や虫が落ちてきます。
昔は竈があって煙で燻していましたから、虫も少なかった
ですが、今ではそんな生活はしません。
お盆休みにツーリングがてら京都の美山にあるかやぶきの里
まで行ってきました。
茅葺は見ての通り火事に弱いです。
いったん燃え出すと消防車も近づけないくらいの炎が巻き上
がります。
岐阜県の白川郷と同じく、母屋ごとに放水銃が配備されています。
維持管理が大変ですが、日本の原風景としては茅葺の家はいいですね。