御引渡しをして約1か月、まだ引越しの整理も終わっていない時

に外構の打ち合わせに伺いました。

かなり涼しくなってきたといっても昼間はまだかなり暑いですが、

エアコンもない部屋でしたが、風通しがよく意外と涼しく感じました。

施主さんも風がよく通って快適だと言っておられました。

 

 

 

 

 

 

昔ながらの家は確かに風とおしがよく造られています。

通り土間や四間取りの和室など南北に大きく開口が取れます。

ここ数年の夏の暑さは異常ですが、私が子供のころは勿論

それほどエアコンが普及しているわけでもなく扇風機がある

くらいでしたが、縁側で昼寝などしていたものです。

 

 

 

 

 

古民家は「夏を旨とすべし」で造られています。

ただ、この風通しも周囲に樹木などがあればこそかもしれません。

樹木は空気の温度をかなり下げてくれます。

その涼やかな風が取ればこそ涼しく感じます。

コンクリートやアスファルトに囲まれていてはいくら風が通っても

涼しい風は生まれません。

 

現代の家はやっぱりエアコンなどの空調機器に頼るしかないのかも

しれません。

エアコンをつければつけたで外気の温度はさらに上がるのですが、

我慢にも限度があります。

当社の事務所では、なるべくエアコンをつけないようにしていましたが、

さすがにこの夏はフル稼働していました。

私は多少暑いのは平気ですが、社員は我慢できないようです。

そこへ人間は我慢できてもパソコン機器は熱に弱いです。

データを保存していた機器が壊れ、さらに私のパソコンもパンクしました。

多少寿命もあったのかもしれませんが、機械のためにもエアコンは必要

なんですね。