今日は、お茶室の相談を受けてうかがってきました。

おしゃれな茶室です。

今もこのようなつくりの部屋は残っています。

何が不便なのかというと、

雨戸がついているのですが、慳貪式になっていて外さないと

開けることができません。

横にスライドしないのですね。

横にひくと障子の窓がふさがってしまいます。

そして左の小窓。

こちらは板戸がはまっているのですが、障子が外してあります。

こちらは板戸と障子を取り替えないと障子がはまりません。

茶室ですから、もともと板戸による戸締りは考えられていな

かったのでしょう。

外側に雨戸を収納する敷居と鴨居、そして戸袋を設けて

すべての建具が収まるように提案させてもらいました。

なるべく今の風情を壊さないようにします。

事務所の前の桜並木です。

今年の桜は雨にたたられることなくゆっくりと

散っています。

桜の花びらがひらひらと散っています。

短い期間でしたが、ゆっくりと楽しませてもらいました。