今度新築する家の模型が完成しました。

内部も造ってあります。

屋根を取り外すと室内を上から俯瞰することができます。

2階を外すと1階の間取りを見ることができます。

新築はいつもこの模型で施主さんに少しでもわかりやすく

実感してもらいます。

昨日はこの家の着工式でした。

施主さんと協力業者さんとの顔合わせです。

おそらく一生に一度のことですから、家づくりを満喫して

もらえればと思ってやっています。

 

当社ではただいまホームページを更新中です。

参考にと思って他社さんのホームページを少し拝見させて

もらっています。

普段はめったに他社さんのホームページを見ることはありません。

数社のホームページを拝見させてもらいましたが、

なかなか凝ったホームページが多いです。

全てを見るにはかなり時間がかかります。

 

それぞれ家づくりに対する思いや主に扱っている工法、家づくりの

流れ、日ごろの活動から保証の範囲まで。

家づくりを考える人はこのホームページのどんなところに共感をして

家づくりを依頼するものなのでしょう。

意外と自分の業界というのはわかりにくいものです。

実際一般の消費者にとっては家がどんな構造かといったことまで考えて

家づくりを依頼することは少ないでしょうね。

在来の軸組工法(これが一番多い)であれ、ツーバイフォーであれ、

プレハブであれ完成すればどれも変わりません。

 

使っている材料も見えるところでしか判断できません。

自然素材の家づくりが定番のようになっていますが、仕上がり(見える

ところ)さえ自然素材を使っていれば自然素材の家です。

構造は何を使ってもそこまでわかる人は少ないです。

 

また、いろんな保証制度を訴えているホームページもありますがどれも当

たり前の保証です。

瑕疵保証は義務付けられていますから、どこも同じです。

住宅設備も延長保証を謳っているところもありますが、これもメーカーに

依頼すればどこでも対応してくれます。

当たり前のことであっても一般の消費者さんにとっては明記していないと

わからないのかもしれません。

防蟻の保証などは防蟻の処理をしなくてもいい木材を使えば必要ないと思い

ます。実際シロアリの被害はいまではほとんどありません。

 

性能を重視しているところも多いです。

耐震性能はどこもほぼ耐震等級3になっているようですが、但し書きがある

ので契約時に確認が必要でしょう。

プランの制約で等級2になっている可能性もあります。

それから断熱性能。

どこも高気密高断熱のようであり、ZEH住宅を扱っているようで実際の外皮

熱貫流率を明示しているところは少ないです。

これは同じ断熱材で同じ施工をしてもプラン、間取り、開口部の大きさに

よって左右されるので難しいところがあります。

またこの数値はかなり幅が広くどれくらいの数値が理想なのかわかりにくい

という面もあります。

省エネ地域区分5地域(奈良県のほとんどがここに含まれます)においては

実施が延長された2020年省エネ基準では0.87。

ZEHで0.60 ZEH+で0.40

HEAT20 G1で0.48 G2で0.34

とかなりの幅があります。数値は小さいほど断熱性能は高いです。

省エネ基準さえ見送られるくらいですから、0.87にも達していないという

可能性もあります。

 

ホームページは会社の顔のようなものです。

いいことばかりを書くことは簡単ですが、まず実際にその通りにしているか

どうかが一番大事なところです。